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木材が足りない!! 高騰!! 14年ぶりの、もしかすると過去最大の”第3次ウッドショック”(世界的木材争奪戦)が勃発中-日刊工業新聞(2021-05-31)

4月ごろから住宅業界で噂になっていた状況が、5月下旬になって国内外での申告な木材不足として相次いで報じられに至っています。5月27日の日刊工業新聞では、米国の住宅需要急増に加えて、禁輸緩和対策の景気引締めを緩め始めたと思われる中国の景気急回復により、主要木材産地の北米・欧州から日本に木材が回ってこない状況と報じています。

価格面では欧州板材が原料の集成材価格が前月比15.4%高騰し史上最高値に(さらにモノ不足で入手困難状態)。米松製材品も8.4%価格上昇。それに合わせて、国内材も2割高と価格面を報じたのが5月24日の日本経済新聞。

三井ホームなどの国内大手住宅メーカーは先手対応で木材確保、あるいは大量調達でコスト増を吸収などの対策も講じているとのことですが、地場・中小工務店で6~7月に調達難が顕在化し、住宅価格高騰や着工遅延も想定されるとコメントされています。

状況は海外でも同様で、英国では屋根材が半年で5割高騰かつリードタイム長期化し、特に中小業者が影響を受けていると、英国購買団体CIPSが報じています。

パンデミック対策で振れが大きくなっている状況から、まだまだ様々な価格高騰や物不足が生じそうな状況です。なお、世界的木材争奪戦の「ウッドショック(Wood Shock) 」は、90年代の環境配慮からの伐採制限由来、2006年頃の新興国需要増に起因するものに続いて3回目とのこと。

参考)
「ウッドショック」広がる 住宅用の集成材が最高値、米松製材品も上昇続く-日本経済新聞(2021年5月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC219AR0R20C21A5000000/

米国住宅需要拡大、コロナ禍で「ウッドショック」 世界的木材の争奪戦、静岡県内も調達難 住宅着工、工期遅れ懸念-静岡新聞 (2021年5月25日)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/905797.html

世界的な木材高騰、道産材に注文殺到 米など住宅需要急増 業者「対応しきれない」-北海道新聞(2021年5月28日)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/548875

Timber shortage puts 'enormous pressure on supply chains'-CIPS (Supply Management)(2021年5月27日)
https://www.cips.org/supply-management/news/2021/may/timber-shortage-puts-enormous-pressure-on-supply-chains/