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2021年の購買業務の予測や取組課題の発表が始まるーEY, Spend Matters, Supply & Demend Chain Exectives (2020-12-31)

■EY: 購買の未来を形作る10個のトレンド(Ten trends shaping the future of procurement)
コンサルティング会社のEYは、10月末に2021年の10個のトレンド予測を発表しました。
1.全社の戦略に貢献する購買部門が競争優位創出の重要な一因になる
2.購買部門はより小規模で敏捷になって、事業部門の直接的なパートナーとなる
3.データのクリーンアップと集約を、デジタルツールがさらに担うようになる
4.社内外連結した統合データ管理により、データが可視化され、パターン把握が進む
5.社内外データを活用により、サプライヤーリスク評価の改善が進む
6.RPAが行き渡り、市販既製ソリューションに必須なものとして組み合わせ活用されるようになる
7.市販既製ソリューション販売会社は、サードパーティーがそれの組込機能を開発・販売できるように、製品アーキテクチャーの仕様をオープン化する
8.音声処理やボット購入が普通に行われるようになる
9.購買領域の一部でもブロックチェーンの適用が始まる
10.これまでの内外製の判断見直しが生じる

■Spend Matters:2021年のサプライチェーンの取組課題(Top 10 list of supply chain challenges of 2021)
https://spendmatters.com/2020/12/18/cips-and-spend-matters-launch-spend-friends-monthly-podcast-with-a-list-of-top-10-challenges-for-2021/
一方で、英国の購買団体CIPSと今年提携したSpend Mattersは、2021年に取り組むべき10個の項目として
1.COVID-19後の世界のノーマルは何かを見極める
2.脆弱さ対応から敏捷さへの転換に向けて、サプライチェーンを深く洞察する
3.ダイバーシティ&インクルージョン、サステナビリティ、企業の社会的責任(CSR)を、いよいよ本気で考える
4.グローバルサプライチェーンを再考する: 中国、Brexit、域内、政治動静も反映して
5.危機モードからレジリエンス(回復力)へ:計画を立てよう!
6.統合・自動化されたサプライチェーンの構築
7.コスト削減から価値ベースの意思決定フレームワークへの移行
8.レガシー思考や古いモデルから離れて、サプライチェーンのレジリエンスと敏捷さを創造する
9.デジタル化の検討:パッケージアプリ、アナリティクス、マスタデータ管理(MDM)、情報インテリジェンス、イノベーションとその実現手段やエコシステム
10.価値創造のためのサプライヤーとの強固な関係づくり

■Fairmarkit:2021年そしてその先の購買業務予測(Procurement Predictions for 2021 and Beyond)
https://www.sdcexec.com/sourcing-procurement/article/21207669/fairmarkit-procurement-predictions-for-2021-and-beyond
情報サイトSupply & Demmand Chain Exectiveでは、大型の資金調達に成功したスタートアップのFairmarkit社の創業者(CEO)が次のような今後の予想を述べています。
・購買が事業の舵取り役を果たす状況はコロナ後も継続(Procurement takes the driver's seat)
・もっと堅固なサプライチェーン構築への動きは継続(Get ready for more robust supply chains)
・デジタルトランスフォーメーションは不可避に(Digital transformation will become table stakes)
・サプライヤー多様化は事業課題に(Supplier diversity programs will become business-critical)
・購買部門と社内部門の連携が深まる(Supplier diversity programs will become business-critical)
・購買トップはより広範なスキルセットが必要(Procurement leaders will require a broader skill set)
・リスク軽減と業務の円滑化にはプロセスが最重要課題となる(Process becomes paramount for risk mitigation and smooth operations)
・購買エコシステムからプラットフォーム利用へ(Platforms will inherit the procurement ecosystem)
・ツール活用スキルを含めた購買部門の再教育(Procurement teams will retrain and retool)

2021年の予測は、年が明けてから常連の発表が始まると思いますが、現時点で、この3つが主だったところに思います。