中国DJI、調達で不正差額の一部を横領損失160億円-日本経済新聞 (2019年1月22日)

中国DJI、調達で不正差額の一部を横領損失160億円-日本経済新聞 (2019-01-22)
商用ドローン最大手の中国メーカー DJI テクノロジーズ社で、購買スタッフによる160億円の巨額横領が発覚したことを、1月22日の日本経済新聞および21日のBloombergなどが伝えています。金額が巨額なことに加えて、深圳地域を代表する急成長スタートアップ企業での発生であり、色々なメディアで報道されています。報道内容の概要は以下。・購買スタッフが部品サプライヤーと共謀し、購入価格を吊り上げ、つり上げ分からキックバックを得る手口で横領が行われていた。・現在捜査継続中であるが、購買スタッフの45人が関わり、29人をすでに解雇。・2018年の部品の平均購入価格は、正規の価格に比べ2割以上も高かく、低価格部品は通常の２～３倍で購入したものもあり。・なお不正があったことは、DJIの社内文書がネット上に流出して、世間が知ることとなった。・DJI側の対策としては、就業規定違反の匿名の内部通報制度を設けることに加えて、今後の捜査に協力していく。参考) Chinese Drone Giant DJI Unearths $150 Million Losses From Fraud-Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-01-21/chinese-drone-giant-dji-unearths-150-million-losses-from-fraud