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電池が足りない!焦るトヨタ・日産・ホンダ-ニュースイッチ(日刊工業新聞) (2018-06-27)

電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の調達方針について、ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、トヨタ・日産・ホンダでの違いについて報じています。

電気自動車(EV)用リチウムイオン電池はEVのコストの半分を占める一方で、急速なEVシフトから量の確保が難しくなっている品目に当たります。内製化は数量を確保するには有効であるが、コスト低減に困難が生じるトレードオフがあることが述べられています。

それに対して、トヨタ・ホンダは、他社との協働化による確保を目指すとのこと。
ホンダは、すでに燃料電池車で提携するGMとの協業による確保を発表し、トヨタは特定メーカー(パナソニック)と開発段階から連携する検討を始めているとしています。また、ここにはEV開発で連携するマツダ、スズキやSUBARU(スバル)が加わる可能性も述べています。

一方、車載電池事業子会社のオートモーティブエナジーサプライ(AESC)を中国企業に売却した日産は、複数メーカーからの競争入札で、競争原理を働かせたコスト低減を追求とされています。

調達方針の違いが買い手ごとに生じる興味深い事例になっているようです。