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サプライチェーンマネジメントの死、デジタル・コントロール・センターの誕生-ハーバード・ビジネス・レビュー (2018-06-20)

6月15日のハーバード・ビジネス・レビューに、ボストンコンサルティンググループのコンサルタント等による「サプライチェーンマネジメントの死(The Death of Supply Chin management)」という題の記事が掲載されました。

内容はデジタル・トランスフォーメーションにより、現在の人手に頼るサプライチェーン管理の仕方は、5~10年後に大幅に変化してしまうだろうとするものです。購買業務を含めたサプライチェーン管理はリアルタイムに収集されるデータに基づいて行われるようになり(透明性が向上し)、それを使った予測分析、AI、ロボットなどが活用されるようになるとしています。

また上記の仕組みに基づいて、「デジタル・コントロール・センター」機能ができるとしています。そこにはデータ・アナリストが常に24時間詰めていて、3Dグラフィックスで示される各種データを監視し、必要な対応を迅速に採るようになるとし、一部の企業では既に実現してきていると指摘します。

このようにして、従来の人手のサプライチェーン業務が、デジタル化されていくことに留意すべきと説いています。その上で、サプライチェーンのデジタル化をどうするかの設計に今後は負荷を割く必要も提言しています。