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パナソニック調達部門、ツールを導入を手段としてグローバル人材管理を強化-日刊工業新聞他 (2018-05-13)

パナソニックの購買調達部門である「グローバル調達社(社内カンパニー)」で、人材管理ソリューションを導入し、グローバル全体に渡る人材管理の強化を行ったことが、5月11日の日刊工業新聞で報じられました。

ソリューションプロバイダの日立ソリューションズの発表内容も合わせた概要は以下。

・2015年に発足したグローバル調達社では、国内約2,200人、中国、アジア、欧米、中南米などの拠点で約2,400人の人材が調達業務に携わっている。

・その人材に対する人材育成を担当する役割を調達人材育成部が担ってきたが以下のような課題が生じていた
①部署ごとに散在する人材情報(スキルや検収履歴など)の管理が非効率だった
②国内外の人材情報の一元管理と可視化が実現できていなかった
③調達人材育成部では、手作業業務や業務集中などの業務非効率で、本来行うべき人材育成業務が手薄になってもいた

・それに対して、以下のような改善が達成できた。
①と②に対して、「調達社員の人財データベース化(職歴、スキル、検収履歴など)」が可視化でき、今後のタレントマネジメント(先行的な人財リソース配分管理など)の基盤形成が行えた

③調達人材育成部の手作業業務(4~5人分)が自動化され、その工数を本来業務に宛てられるようになった

購買人材育成に関しては、最近海外でも優先度の高い課題として取り上げられているテーマになります。

加えて、このようなツール導入の前提として、スキル体系やキャリアパスの整理が前提となると思われますが、おそらくある程度の水準までパナソニックは達していることが想定されると思います。

参考)
人事総合ソリューション リシテア/人財戦略 導入事例 パナソニック株式会社様
http://www.hitachi-solutions.co.jp/lysithea/case29/