再生可能エネルギー100％達成のアップルはサプライヤーにも要求、しかし日本では再生エネが高価格-読売新聞 (2018年4月17日)

再生可能エネルギー100％達成のアップルはサプライヤーにも要求、しかし日本では再生エネが高価格-読売新聞 (2018-04-17)
アップルは4月10日に、自社施設が100%再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)で電力を賄うようになったことを発表しました。加えて、サプライヤーのさらに9社が100%再生可能エネルギーを使った生産を約束し、合計で23社になったことも発表されました。「日本では、Appleは地元の太陽光発電会社、第二電力株式会社とパートナーシップを組み、300基以上の屋上太陽光発電システムを設置する計画です。毎年発電される18,000メガワットアワーのクリーンエネルギーは3,000戸以上の日本家屋に電力を供給できる量です。」と、実施方式を発表しています。一方で、4月12日の読売新聞は、「再生エネ１００％」の活用を目標に掲げる国際的な企業連合「ＲＥ１００」に加入する日本企業が増加しつつも、「太陽光発電の工事費など設備設置費用が日本は欧州の２倍程度かかる」問題を指摘し、リコーの加藤執行役員の「欧州では再生エネへの電力切り替えがコストダウンにつながるが、日本ではコスト高になる。再生エネに取り組む事業者を増やし、調達コストの引き下げを実現することが必要だ」との指摘を掲載しています。このあたりのノウハウ共有や活用が今後望まれるのかもしれません。参考) Apple、再生可能エネルギーで世界的に自社の電力を100%調達-アップル(プレスリリース) https://www.apple.com/jp/newsroom/2018/04/apple-now-globally-powered-by-100-percent-renewable-energy/ More Apple Suppliers Commit to 100% Clean Energy Production-MH&L http://www.mhlnews.com/global-supply-chain/more-apple-suppliers-commit-100-clean-energy-production RE100はどうする？再エネ電気が買えない現実-日経エネルギーNEXT http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/031400077/041200017/