英政府、適正な支払を行わない企業は政府調達入札資格剥奪も-Supply Management(CIPS) (2018年4月11日)

英政府、適正な支払を行わない企業は政府調達入札資格剥奪も-Supply Management(CIPS) (2018-04-11)
英国政府が、下請け業者に対して「公正かつ適切な」支払いを行っていない企業を政府調達入札から締め出す法案を英国政府が作成しているとの報道が、昨日英国系の多くのメディアで流れました。これに加えて、政府調達に対応する企業は、下請業務機会を政府調達公示データベースに登録し、中小サプライヤーの機会均等を図ることも、法案には盛り込まれたとのことです。これに対して、「困難な長期にわたった問題に対する進展」など、関係者に好意的に受け止められているとのことです。なお、英国では「the Late Payment of Commercial Debts (Interest) Act 1998」により民間取引で支払サイトが60日を超える場合は利子負担を義務付け、政府も対策に乗り出していました。しかし、英国の中小企業に対する支払遅延発生は、2016年の60%から2017年は62%に増加したなどの、様々な調査結果が報じられてきました。日本以外に、英国や米国でも政府による中小企業への支払遵守の動きは、引き続き強化されています。参考) U.K. government gets tough on poor payment practices in procurement-Compliance Week https://www.complianceweek.com/blogs/global-glimpses/uk-government-gets-tough-on-poor-payment-practices-in-procurement#.Ws1pH0xuKMo Late payments trend to get worse for UK SMEs - SmallBusiness.co.uk(2018年1月2日) http://smallbusiness.co.uk/late-payments-trend-get-worse-uk-smes-2542060/