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三菱自、ルノー・日産と共同購買本格化 車部品など共通化へ-日刊工業新聞 (2017-11-05)

11月3日の日刊工業新聞では、三菱自動車が、ルノー・日産との共同購買を本格化することを報じています。ルノー・日産の共同購買会社「ルノー・ニッサンパーチェシングオーガニゼーション(RNPO)」に2018年から出資し、3社での事業規模を生かし、大手サプライヤーに対する購買力を高め、コスト競争力を引き上げるとのこと。

概要は以下。

まずは自動車部品を購買対象とし、段階的に補修部品や機械設備へと購買対象・規模を拡大する。

日産などと共通化する部品や地域などを順次決定していく。さらに共同購買対象も、機械設備などほかの資機材に拡大する方針(日産やルノーは、車部品を皮切りに徐々に購買品目を拡大し、現在は機械設備や物流関連などほぼ全資材をRNPO経由で購入))。

大手サプライヤーに対する集中購買に切り替えつつ、国内の中堅・中小サプライヤーとの取引も維持する。共通化する部品や地域などを順次決定していく。

三菱自動車は19年度にルノー・日産とのシナジー効果を600億円(16年度実績は30億円)の効果を見込むが、RNPO関連が大きな比率を占める見込み。

日産・ルノーが16年に創出したシナジー(相乗効果)50億ユーロのうち、RNPOを中心とする購買関連は18%を占めている。これに、三菱自動車を加え、22年には3社のシナジー全体で100億ユーロを目指す。