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パナソニック、メキシコ工場の現調6割超に−換気扇など製造-日刊工業新聞 (2017-06-15)

6月2日の日刊工業新聞で、パナソニックのメキシコ工場が現調率を増加させることが報じられています。トランプ政権が北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを図り、中国からの部品輸入にリスクが高まっていることに対応する措置とされています。
NAFTA域内での生産拠点では、同様の考慮が必要になると考えられます。

主要な内容は以下。

・パナソニックメキシコ工場は、米国向け換気扇などを生産するために、中国の生産拠点を移管する形でメキシコで2016年に生産開始。

・ただし、部品調達は中国からの輸入に大きく依存し、現在の現調率は3割未満。

・NAFTA見直しで域外調達比率が高い場合は、米国への輸出で5%程度の関税がかけられる可能性がある。

・そのため、現地調達率を6割超に引き上げる。それとともに、開発機能も中国から米国に移管する。