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ホンダは非効率な購買にメスを入れられるか。8年ぶりにサプライヤー説明会-日刊工業新聞 (2017-04-30)

ホンダが4月4日に、サプライヤー幹部ら300人以上が出席したサプライヤー説明会を開催したことが、4月25日の日刊工業新聞で取り上げられました。これまでは、サプライヤー各社ごとに購買方針を伝達していたのに対し、一堂に集めた購買方針説明会の開催は8年ぶりになるとのことです。

購買方針説明は、今回を皮切りに定期的に開く予定。松井直人執行役員購買本部長は「今は変化の激しい時代。開発の早い段階からサプライヤーと役割を決めて新しい価値を世に出していきたい」と、サプライヤーと一体での新技術・商品の開発に意欲を燃やすと、日刊工業新聞は報じています。

日本経済新聞の分を含めた、報道の概要は以下。

・部品の共通化拡大に向けて、グループ内の部品メーカーとはホンダ独自技術の開発で協力を続ける意向を提示。
・グループ外の部品メーカーともそれぞれの強み生かし、世界初の技術開発をめざして連携を強化する。
・大手部品メーカーには規模を生かし、技術の標準化やコスト競争力の面での協力を求める。

・サプライヤーを一堂に集めたのは、八郷隆弘社長が掲げる「チームホンダ」を推進し、荒波を乗り切るための布石にも映る。

・サプライヤー側からは、「生産や品質への取り組みについて、年初の懇親会よりも具体的な話が聞けた」との声がある一方、「数値目標の開示がなく、なぜ久々に開催したのかわからない」と指摘もあった。