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いすゞ、東南アの部品調達5割超−中型の新トラック向け-日刊工業新聞 (2017-02-28)

いすゞ自動車が東南アジアに投入する新型の中型トラックで、アセアン内の部品調達率を5割超に引き上げることが、日刊工業新聞で報道されています。

アセアン域内の部品調達率が40%以上の場合に関税が減免されるASEAN自由貿易協定(AFTA)制度を活用することを狙いとしたものです。

サマリーは以下。

・14年にタイで新興国向けトラックの開発統括会社を設立し、日本から開発や調達機能を移管した。そこで開発される新型車は、新型車は基本骨格を共通化し、各国の市場や顧客の要望に応じて細部をつくり分ける構造。

・17年内に生産拠点があるタイで新型車を投入。その後、組み立て拠点があるフィリピン、マレーシア、ベトナムに拡大。

・これまではノックダウン(KD)部品を日本から提供していたが、エンジンなどの主要部品以外は、タイやインドネシアのサプライヤーからのアセアン域内調達に切り替える。

・同時に、5カ国で部品を共通化して量産効果も取り込む。

参考)ASEANのFTA活用のために-JETRO
https://www.jetro.go.jp/theme/wto-fta/asean_fta.html