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業界によってバイヤーの振る舞いには特有の違いがあるとの調査結果ーYahoo他 (2017-01-11)

営業業務改革コンサルティングを手掛けるAltify社が発表した調査レポート"INSIDE THE BUYER’S MIND: Buyer / Seller Index Study"が、以下の興味深い調査結果を提示しています。

・売り手が伝えたと思っている価値を、把握できているバイヤーは4割しかいない(十分に伝わっていない)
・67%のバイヤーは、提案査定以前にサプライヤーとのやり取りを持っている
 (早期参画できた買い手は、そうでない買い手より3割成約率が高い)
・次に繋がらないセールスミーティングに費やされるバイヤーの年間平均コストは11,816 ドル/人、米国には約916,000人の購買バイヤーがいるので、これは膨大
・担当セールスマンが嫌いなバイヤーは59%

・業界別の特徴は以下
ー自動車業界:プロジェクト本格開始前に、フロントロ-ディングでサプライヤーに参画してもらっているのは50%
-ハイテク業界:買い手の4割は役に立たない(付加価値のない)ミーティングしかしない。もしかしたら製品の複雑さに起因しているのかもしれないが
ー一般製造業: 現在の担当セールスマンが嫌いなのは28%と少ない(全業種平均は51%)
-専門サービス業:売り手は意思決定者に到達できていない。多くの場合、現行業者を継続して選んでいる

など

なお、2016年3月に、66ヶ国の 1,245人(内145人がバイヤー)を対象とした調査のレポートへのリンクは以下:
http://www.altify.com/altify-buyer-seller-value-index/?__hstc=51371254.9b19fc20e25df09a2b00fd91510c9a0c.1460666195622.1480411290437.1480769284006.53&__hssc=51371254.1.1480769284006&__hsfp=3202321654