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日産・三菱自シナジーの行方(下)サプライヤーの戦い−共同購買はチャンスとなるか-日刊工業新聞 (2016-10-25)

本日の日建工業新聞に、日産-三菱自の提携に伴うサプライヤー選定ポリシーの状況について、記事が掲載されています。サマリーは以下。

・日産と三菱自の提携によるシナジー戦略の目玉は、プラットフォーム(車台)の共用による購入量集約と部品の共同購買による調達コストの削減である。
・20日の会見で、ゴーン社長は「競争力のある企業にとって今回の提携は朗報。そうでない企業は朗報ではないかもしれない」と、サプライヤー集約の方針を示した。
・日産と三菱自との両方と取引があるサプライヤーは、部品の共通化が進めば量産効果によるコスト削減と利益アップを期待して、好感を示しているところもあれば、納入価格差が低い方に合わされることでの利益減を予測しているところもある。
・中堅メーカーでは、共同購買による部品の発注量増加は、大量生産が得意の大手部品メーカーの参入を促す可能性があるとして警戒。
・いずれにせよ、競争力のあるサプライヤーへの集約の動きが今後強まっていく。